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Microsoft365 32ビット版と64ビット版の違いを比較表で詳しく説明 | インストール時の選択方法

作成日:2020/01/29 更新日:2024/04/16

このページでは Microsoft365 の32ビット版と64ビット版の違いに関して説明します。以前はOffice365と呼ばれていましたが、このページではMicrosoft365と記載します。

2023年現在で一般ユーザなら迷ったらMicrosoft365 32ビット版をインストールすればよいでしょう。しかし Microsoft 365 サブスクリプション契約でクラウドからインストールすると標準で 64ビット版がインストールされてしまいます。この場合、32ビット版で作成したOffice文書、特にExcel で Active X やスクリプトコントロールを利用していた文書は使えなくなる場合があるので十分に注意してください。

どちらかを選択すれば Excel , Word , PowerPoint などすべてが32ビットあるいは64ビットとなります。個別に32ビットあるいは64ビットを選択することはできません。


またdelcare 宣言では 64 ビット版では prtsafe 宣言が必要となります。


Declare PtrSafe Function yourfunctionname



また 32ビット版で利用していた"スクリプトコントロール"を 64ビット版で利用しようとすると次のエラーが発生します。


createobject( scriptcontrol ) クラスが登録されていません



64ビット版では提供されていないようなので代替のコントロールを探すか32ビット環境で利用する必要がありそうです。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

項目32ビット版 Microsoft36564ビット版 Microsoft365
互換性旧式のOfficeアドイン、コントロール、外部スクリプトとの互換性が高い。旧式のOfficeアドイン、コントロール、外部スクリプトと互換性がない場合がある。
パフォーマンス一般的な使用向け。通常のOA利用ならこちら。大量のデータや高度な計算を扱う場合は効率が良い。
メモリ使用量2GB メモリの制限あり。2GB以上のメモリが利用可能。
ファイルサイズ特にExcel や Access で大きなファイルを扱う場合に問題が発生する場合がある。大きなファイルを扱える。
OSの要件32ビットまたは64ビットのWindows OSで動作。64ビットのWindows OSでのみ動作(32ビットOSでOffice64ビットは動作不可)

Microsoft 365にログインした状態で32ビットあるいは64ビットを選択することが可能です。


インストール時にMicrosoft365の32ビットあるいは64ビットを選択

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