[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧] > [http/1.1と http/2 違いを比較表で詳細に説明]

http/1.1と http/2 違いを比較表で詳細に説明

作成日:2020/01/29 更新日:2024/04/16

このページでは HTTP/1.1 と HTTP/2 の違いに関して説明します。

HTTP/1.1 は1997年、HTTP/2は2015年に導入されました。
HTTP/1.1では、複数のリソースを取得するために複数の接続が必要でしたが、HTTP/2では一つの接続で複数のリクエスト・レスポンスが可能です。また多重リクエスト・レスポンス機能が可能で性能や通信料は有利です。

HTTP/2では、HPACKという手法を使用してヘッダ情報を圧縮することができますが HTTP/1.1では圧縮されません。
HTTP/2はバイナリベースのプロトコルされています。またプッシュ機能が実装されており、サーバーはクライアントが次に要求すると予測してプッシュします。
また重要なリソースを優先的にクライアントに送信する機能があります。

多くのブラウザでは HTTP/2をサポートしています。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

項目HTTP/1.1HTTP/2
開始年1997年2015年
接続単一の接続で一度に1つのリクエスト一つの接続で複数のリクエストを同時に
並列性順番にリクエストとレスポンス多重リクエスト・レスポンス
ヘッダの圧縮圧縮なしHPACKを使用して圧縮
バイナリエンコーディングテキストベースのプロトコルバイナリベースのプロトコル
サーバープッシュなしサポートしている(クライアントのリクエストを予測)
ストリーム優先度なし優先度付きでリソースを配信
セキュリティSSL/TLSをオプションで使用通常、TLSを使用し、多くの実装でHTTPSがデフォルト。HTTPでは使用不可。

Google Chromeで通信プロトコルを確認することが可能です。
Chromeで[F12]を押します。その後"Network"を選択します。

列を右クリックして「Procotol」を選択します。これでプロトコルが表示されまうs。


Google Chromeでプロトコル確認



h2 で表示された場合は HTTP/2 で通信を行っています。http/1.1は 文字通り http/1.1となります。

関連リンク:
Web、インターネット、HTML、HTTPの違い

ftps と sftp と ftp over http の違い | フォルダのput、ポート、クライアント証明など

wget と curl の違い | HTTP のダウンロード

HTTP メソッドの違い(GET、POST、PUT、DELETE、HEAD、OPTION、TRACE、CONNECT)

GET、POST、PUT の違い | HTTP メソッド

Apache、Apache HTTP Server、Apache Strutsの違い

"FTP over HTTP"とは | ftp との違い


[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧]
,







【注意】本ページは著作権で保護されています。内容は何人も補償しません。時間的あるいは金銭的損失等、一切保証しません。

理解しやすく記載されており、一部不正確な記載がある可能性があります。ご自身の責任で参考にしてください。