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このページでは監視方式である ping ポーリング監視と snmp ポーリング監視の違いに関して説明します。
ping ポーリングは別名 ping 監視といい、単に監視対象に ping を送信するだけです。何回か連続で応答がない場合は障害と判断します。
一方で snmp ポーリングは 定期的に snmp エージェントの状態を確認する監視です。取得した値で障害値が見つかった場合やリソースの閾値を超えていた場合は障害と判断します。
監視内容が異なるため、どちらの監視を行うかではなく、両方の監視を行うのが一般的です。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | ping ポーリング | snmp ポーリング |
概要 | ping による監視の仕組み | snmp による監視の仕組み |
監視方法 | ping ポーリングとはネットワーク経由の監視方法の一つ。監視機器から監視対象にping を送信し、応答がない場合は障害と判断。 | snmp ポーリングとはネットワーク経由の監視方法の一つ。 snmp マネージャから snmp エージェントへsnmp get で情報取得し、値が異常だった場合やget に失敗した場合は障害と判断する。 |
使用するコマンド | ping | snmpget |
主な監視内容 | ・死活監視(機器がダウンしていないか) ・ネットワークの監視(機器までネットワークが通じているか) | ・ログ監視 ・ソフトウェアやハードウェアのエラー監視 ・リソース監視(CPU、メモリ、ディスクなど) ・パフォーマンス監視 ・ネットワークトラフィック |
監視内容 | 狭い。機器の状態までは監視できない。 | 幅広い。機器の状態まで監視可能。 |
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